CHANGE THE STANDARD

日本の住宅に変革のときがやってきた。 日本の住宅に変革のときがやってきた。

日本の住宅に最も必要なもの。それはコストに優先された工業製品ではなく、人や地球に寄り添った家造りです。住宅の3大不満は「暑さ」「寒さ」「結露」というアンケート結果があります。これらは、気密や断熱の性能との関係性が大きく、疾患やエネルギーの垂れ流しを引き起こす原因にもなっています。健康や環境にリスクをもたらす住宅にイノベーションを。私たちには、世界基準よりも更に快適で、更に効率的な住宅を設計できる技術があります。その技術こそが、これからの住宅のNEWスタンダードになると信じています。

新しい基準とその考え方

健康寿命は家で変わる

人は健康を害する環境を、不快と感じる事が出来ます。住宅における3大不満を検証すると健康へのリスクがあることが数値としてはっきり現れてきます。それは、人の健康を蝕み、死に直結する重大な疾患を引き起こす事もあります。それは、室内の温度差によって引き起こされるヒートショックです。それが原因での死亡者数は年間の交通事故死亡者数を上回っています。更には室温、湿度を保てない住宅はダニ、カビ、ウィルスを発生させてしまい、喘息やアトピーをも引き起こしてしまいます。

室温が下がるごとに健康へのリスクが高まります。18℃→健康リスク、16℃→呼吸器疾患に影響、12℃→血圧上昇、5℃→低体温症など身体への被害が現れます。夏は室内での熱中症も多発し、断熱性の低い住宅は屋外よりも室内の方が温度が上がる場合があります。(イギリスの保健省指針では21℃から18℃推奨。WHOでも2009年に室内の寒さは健康に影響を及ぼすと指摘しています。)

湿度では、50%が快適 60%ダニが発生 70%カビが発生 ウィルスは40%以下・70%以上で繁殖しやすいという事が分かっています。この事より、心地よい室温と言われている20℃~25℃と合わせて、湿度は45%~55%に保つ事によって健康で過ごしやすい室内環境が得られます。

夏は暑さが入ってきます 夏は暑さが入ってきます

世界では大きく前進しています。私たちの住宅もさらに進み続けます。 世界では大きく前進しています。私たちの住宅もさらに進み続けます。

日本は戦後から現在にかけて、人を守るという本来の機能を無視した住宅を大量生産してきました。理由は、ローコストと作業効率を一番に考えたから。
日本のエネルギー政策はドイツから20年遅れていると言われています。先進国の気密・断熱性能は、日本のものより遥かに高い基準を法律で定めているのです。日本には四季があるため、一年を通して大きな気温の変化があります。そのうえ高温多湿といった過酷な気候なので、先進国以上の基準で建築されなければ快適性を得られず、人を病気から守ることが出来ません。今後も私たちは、世界の高度な技術や性能基準も取り入れながら、健康で心地良い住宅のスタンダードを造り続けていきます。